2016/11/24

この前、道で倒れたとき、
お気に入りの時計をアスファルトにぶつけたようで、
思いっきり傷がいってしまいました。

写真で見るより実物はガッツリ深めの傷が入っています。
ところで、僕は金属感のある時計がどうも好きになれません。
ロレックスとか持っていたら、それはそれはステータスなんでしょうが、
僕にはあのかっこよさはイマイチわかりやせん。
時計は革ベルトに多針アナログ派でございます。
それに文字盤は真っ黒じゃなくて、ちょっと薄めの黒、字も真っ白じゃないやつ。
文字盤のコントラストが強くて、なんや目立つ時計は好きじゃないんです。
というわけで、安モンですがずっとこのTIMEX使ってます。
だいぶ前なんで記憶が定かではないんですが、買ったのは多分これです。
革の感じ買った当初はこんなんやったかなー…
かなり年季が入ったもんだ。
それでは傷、消してくでー
この方法はかなり独自の方法ですので、
知ってる人がみれば、そんなんやったらアカーンってなもんかもしれませんので、
あまり参考になさらないでください。
ただこれで、僕の場合はうまくいきました。
用意するもの
ガラセリウム
240番、400番、紙やすり。
1000番、2000番、耐水ペーパー。
ガラセリウムというのは、
酸化セリウムというものを水に溶いてあるやつです。
酸化セリウムは、研磨しながら、
ガラスと化学反応を起こして、表面をフラットにしてくれるやつです。
個人的な感覚では、ガラセリウムは、
ガラス版のピカールです。
最終工程で用います。
ガラセリウムだけで磨いても傷は目立たなくなるんですが、
ガチで傷の存在を消すのでアレば、これだけでは少し足りません。
なので今回はガッツリ傷を消しにいきます。
空研ぎペーパー240番です。

とりあえず傷周辺を徹底的に削って凹凸をなくします。
この時点ではかなり憂鬱になります。
ほんまにこれでええんかと…

400番に変えて全体的に削っていきます。
240番でついた細かい傷を徹底的に消します。
もうちょい400番で奮闘します。

ここまで来たら、今回はガラセリウム使いながら、耐水ペーパーで磨いていきます。

耐水ペーパー1000番です。
正直なところ間に800番はさみたいところです。
なかったので1000番でいきました。
ガラセリウム付ける必要なかったかもです。

1000番でここまできたら2000番に変えましょう。

ここまで、細かいキズが消えたら耐水ペーパーがけ終了です。
ガラセリウムの登場です。

まず蓋を開けると、バナナみたいな匂いがしますが、
気にせず撹拌しましょう。

これを、ドリルの先につけれるポリッシャーにつけます。
昔買ったこれが何かと便利ですがサイズが明らかにでかすぎます。
これぐらいのサイズの買えばよかったです。
というかだいたい、ミニルーターでやればよかったです…
最初の実験段階ではボール盤にくっつけてやろうとしてました。

あまりの回転速度に、
このスポンジについてた水が吹っ飛んできて服が水びたしになったので
諦めて、電動ドリルの先にくっつけまして磨きましたのが下の動画です。
ガラセリウムで磨くのは手動では無理です。
絶対無理(笑)
時間かかりすぎます。
電動でやりましょう。

やっていくうちに段々くもりが取れてきます。

ピカールでも磨いてみましたがほぼ効果ありませんでした。
というかピカールのせいで縁のメッキがはげました。
なんかでもいい感じにはげたのでこれはこれでいいかも。

ここまできたらもうあと一歩です。
最終的にはここまでいきます。
どうでしょう。
ここまで光が反射するってことは、ちゃんと光沢も戻ったってわけです。
元々ついてた細かいキズも全部消えました。
完璧すぎる。
素晴らしいわーい。
ありがとうガラセリウム。
それはそうと新しい時計も欲しくなってきちゃいましたね。
SalvatoreMarraというブランドの時計が、
安い割にデザインも良くてなかなかいいですね。
いろいろあるので見てみてください。